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2007年4月24日(火)
病院で「やすらかな死」はむずかしい(韓国)                  

 

韓国の緩和医療学会が2004年に患者1055人を対象におこなった調査で、「尊厳のある死を迎えるために一番重要なことは」の質問に対し、「他人に負担かけない」(27.8%)、次に「家族や親しい人と一緒にいること」(26.0%)であった。

緩和医療学会の同じアンケート調査をみると、回答者の過半数の54.8%が理想的な死に場所に「自宅」を選択し、病院とホスピス機関はそれぞれ28.0%、7.9%にとどまった。患者が自宅を選択した最大の理由は、「愛する家族たちに死を見守ってもらえるから」(68.4%)と答えている。

しかし韓国の実情は自宅での死が減っている。韓国の「e-ヘルスニュース」(4.17)によると、自宅で死亡する人が1999年に72.9%を占めていたが、2002年には49.2%に減少した。それに対し病院での死亡者は1999年の16.6%が、2002年には39.9%と急激に高くなった。

ただし癌患者6万5000人のうち、緩和ケア病棟でなくなる人は一部に過ぎない。言い換えれば、病院内の緩和ケア病棟設置の必要性が増しているということだ。韓国には1600か所の病院が運営され、この中で100床以上の総合病院は1000か所である。これらの病院にはもれなく霊安室を置いているが、緩和ケア病棟を運営する病院は10カ所程度という。これからの末期患者にやさしい「死に場所」が必要とされる。


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